回答投稿日時:2016/12/11 21:02
まずベトナムでは数字を数えるときに「万」は使いません。ベトナム人が「10」と行ってきたら「10千」のことです。ガイドブックなどに書いてある「2万ドン」みたいなのは、「20千ドン」と読み替える癖をつけてください。
物価の確認にはコンビニがあちこちにありますが、コンビニ価格は街売りよりかなり安いと思ってください。たとえば水500mlはコンビニでは5千ドンほどですが、観光客の集まる場所で行商から買うと10千ドン以下ではなかなか売ってくれません。ジュースのたぐいもコンビニでは7千くらいですが、行商では10千~12千です(ただし氷をつけてくれるのが殆ど)。こういうのは諦めるしかないです。スーパーはもっと安いので、更に参考になりません。
食事に関しては、「必ず」注文する前に値段を確認してください。これは外国人だけでなく、ベトナム人でも初めての店では「必ず」確認します。料理が届いてから値段に文句つけても無駄です。また、バインミー屋台などでガラスに値段が書いてある所もありますが、それも「昔の価格を書いたまま更新してない」ことはよくありますので、確認は必要です。
基本的に食事は屋台のようなところでも、メニューに値段が書かれているところでも値切りは効きませんので、交渉もしないほうがいいです。呆れられてシッシッと追い払われるだけです。日本と違って売り手の方が強いので、怒らせたらもう売ってくれませんよ。ハノイ人は特にこのあたり厳しいです。サイゴン人はそうでもないですが。
おみやげものや、明らかに観光客向けの商売相手であればいくらでも値切っていいです。帽子、サングラスのようなものはだいたい半額まで下がります。
果物などを買うときは、表示価格はキロあたりです。少しだけ欲しい時は「500gくれ」よりも「20千ドンぶんくれ」のほうが普通です。ガソリンスタンドなんかでも「2リットルくれ」ではなく「3万ドン分くれ」という言い方が普通です。
ガイドブック等には価格を確認する言葉として Bao nhiêu tiến? とよく書かれていますが、単に nhiêu tiến?ということも多いですね。また、10千ドン以下だろうと思われるものに関しては、mấy nghìn?(何千?) と聞くのがスマートです。また特に南部では、10のことを mườiではなく chụcと言い、口語では「チョム」と聞こえます。聞き慣れない方には100を示す trăm(チャム)と紛らわしいので注意しましょう。