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回答数1

投稿日時:2016/6/18 5:17


今年の3月末に、
アイスランドのレイキャビクに行きました。

レイキャビクの魚市場を訪問しようと思ったのですが、
全くありませんでした。どこへ行けば魚市場や魚加工場とかが見られたのでしょうか?アイスランドは日本にも大量に鱈やタラコを輸出している一大漁業輸出国のハズではありませんでしたっけ?

アイスランドの大きな輸出産業でもある漁業の足跡が、首都レイキャビクでは見られないのでしょうか?
それとも、レイキャビク以外の街では、
その片鱗は伺えるのでしょうか?

レイキャビク滞在の最終日、
レイキャビクの中心街からも歩いて行ける氷河の山並みの美しく映える、フィヨルドの岬に足を運びました。

アイスランドでも、冬から春へと移り変わる時期と重なり、
寒い中でも春の匂いが漂う中、

岬の突端では、地元住民と思われる釣り人が、
フィッシングを楽しんでいました。
天候は良かったのですが海は多少荒れている中、
ちょうど私が見ている瞬間、一人の釣り人の竿が大きくしなり、
リールを巻いたり巻き戻したり格闘の末、
大物を釣り上げました。

お腹の大きいメスのタラでした。50センチくらいの大物です。

早速釣り人は、
野蛮にもそのメス鱈を地面に叩きつけ、手持ちのナイフで器用にお腹を切り裂きはらわたと”タラコ”を取り出して、
クーラーボックスに収納していました。
そのクーラーボックスを見せてもらったら5匹くらいの同じくらいの鱈が収納されていました。

「朝早くからタラ釣りをしているのか?」と英語で尋ねたら、
昼ぐらいまで釣りを楽しんで大物10匹くらいは釣り上げるそうです。
タラは半分はその日の内に家族で焼いて食べて、残りは塩漬けにするそうです。

ちなみにアイスランド人は英語が得意です。
鱈は英語で”A cod fish”って言っているようです。
Aを付けないと通じません。アコッドフィシュってなとこでしょうか。

「日本では、捨てたタラコは貴重な食材だ」と言ったら、
バケツ一杯のタラコとはらわたを見せて、
「日本人よ!!、以前も日本のテレビクルーが来て、お前と同じことを言っていた!!」
「好きなだけ持っていけ!!」
と言っていました。

まあ、ビニール袋があれば、
宿屋に持って帰って、タラコ三昧に浸れたかもしれませんでしたがね。

まあレイキャビク沿岸では、鱈の入れ食い状態だったので、
レイキャビク周辺では鱈の保護をしているのでしょうかね?
回答投稿日時:2016/6/19 22:00
御質問を整理しづらいので以下インラインで。順序は御質問の文章の順とは変えています。私自身観光客に過ぎないので以下真偽が怪しいでしょうが、調査が億劫なので記憶頼りでリンクが少なく恐縮です。また、以下の「首都」は「首都中心部」を意味します。

> アイスランドは日本にも大量に鱈やタラコを輸出している一大漁業輸出国のハズではありませんでしたっけ

観光客が急増したこと、かつ、経済崩壊後の立て直しの事情もあり、現在では観光業が最も盛んと言われますが、歴史的に漁業が国の主要産業です。

*****************
ただし、まず前提として。
なんといってもここ10年くらいで人口30万~(増えてる)程度の国です。日本でいえば、北海道より一回り大きいところに、那覇市とか新宿区程度の住民が、おもに海沿いに点在して住んでいます。アイスランドを起点にみれば国の主要産業が漁業で海外にもバンバン輸出している、といっても、母数が母数です。規模は推して知るべしでしょう。
*****************

「一大漁業輸出国」という呼び方であれば(≒御質問者さまが期待したものは)アイスランドにとって漁業が如何ほどのものか、という意味では無く、世界的にそれなりのレベルということを意味するはずでしょう。しかし例えば農水省HPでFAOからひっぱってきた統計を載せているのをみると、アイスランドは名が挙がってもいません(タラの表ですら)。
http://www.maff.go.jp/j/kokusai/kokusei/kaigai_nogyo/k_tokei/suibou.html

また、アイスランドのお国柄ですが、近年なんでも観光ネタに使えるものは使う的なイケイケな動きはありますが、一昔前には観光名所ですら「ただあたりまえにそこにある」ものを見せていた、基本的には地味で質素なお国柄で、良い意味田舎です。観光で銀座中心に沢山歩いてたら築地市場にビックリ!さすが Sushi や Sashimi が旨い漁業国日本!みたいなものは期待できないでしょう。観光で事前調査無しに首都を歩き、そこそこ気づく規模の市場や工場が見つかるかというと、注意力観察力と運次第かも。

> アイスランドの大きな輸出産業でもある漁業の足跡が、首都レイキャビクでは見られないのでしょうか?

首都にも漁業の大きな会社(アイスランドとしては、です)はあり、加工場もあります。とはいえ首都中心部の機能は地方と違うわけで、大昔に工場/倉庫/市場だった場所が派手に改装してないようではあるけれど飲食店群や催事場などに変わってきているほか、直近ではこんなニュースも。
http://www.hbgrandi.com/news/news/2016/02/17/Marshall-Building-to-become-arts-and-cultural-centre/?NavigationYear=2016&NavigationMonth=02

上記企業会社サイトの ”PROCESSING”のところに 加工場の画像があります。記事中にある Nordurgardur という場所は、首都の Reykjavik Harbour とか Old Harbourとか言われる港にあり、ダウンタウン至近。ほか東側に大型客船が発着するような港がありますが、そちらには漁業だけでなく乳製品だのなんだの大きな会社/工場があります。

が、結局のところ、中心部だけについていえば大変に小さい首都です。すぐ間近に大きなスーパーや店舗、レストランが並ぶなか、観光客を満足させる規模の市場がでていることが想像しにくいです。イベント的に出ることはあるかもしれませんが、個人的には聞いたことがありません。「市場」となれば、海外輸出云々ではなく内需の切り口になるかと思いますが(御質問者さまのいう「市場」と私が考える「市場」が食い違うのならともかく)、それなりの規模の、観光客がみても ”おお一大漁業国!”と思うような市場が流通上必要なのかどうか。大間の鮪を都内で食べる、とか、海の無い埼玉でも毎日新鮮な魚が… みたいなことも日常的には想定しづらいですし。

輸出用の冷凍加工(など)となればそれなりの規模があるのでしょうが、そうした施設については、観光客として「大きな輸出産業でもある漁業の足跡」を味わえる外観ではないでしょう。首都であれば東側の港界隈には一つならずあると思いますが、観光客が見学する場所ではないでしょうし外観は”ハコ”でしょう、また漁船で採れたてを冷凍ってこともしてると聞いています。

輸出関係の規模と設備(大概”加工場”であり観光客が一目でそれとわかるとか、見学できるとか、限らない)と、国内消費関係の規模と設備(消費する人口…は観光客も含むものの、流通経路からいっても全消費量からいっても観光客にそれとわかる目立つ市場が、いや市場が必要か) の問題はちょっと考えるべきところが異なる気はします。


> どこへ行けば魚市場や魚加工場とかが見られたのでしょうか?

レイキャビク以外の街では、その片鱗は伺えるのでしょうか?

国全体でも那覇市程度の人口で、しかもその多くが首都界隈に住むのであれば、地方の人口は一層… という規模ですが(地図に町の名のようなものがあっても1軒の家しかない場所も多い)、いまでも住民の多くが漁業に従事し、それを観光客にもみせている、いわば観光客がアクセスしやすい場所はあります。一大漁業大国風味は感じられなくても漁業国だとは感じるでしょう。首都から近く有名なところでは、郊外にBlue Lagoon のある Grindavik や、サンテグジュペリの小説でも有名な Snæfellsnes 方面。

Grindavik の町なかは本当に小さく人口3000人程度、立ち寄った印象は日本感覚では名も無い小さい漁港。とはいえ他にこれといって何もない漁業の町。観光客が漁業の歴史や加工についてみられる施設や、塩タラ博物館があります。博物館といってもこの規模がまた観光案内所のついで。町の観光局サイト英語頁ではタラではなく魚とあります(2番目のリンクのなかほど)。この2つの施設は私は寄っていないのですが大変興味があります。なお首都のスーパーなどで見るオイルサーディン缶の製造地は大概 Grindavik で、まぁ缶詰工場が観光客の目につくとも思いませんし、一大漁業国の風情もないでしょうが。
http://stakkavik.is/
http://www.grindavik.is/english

Snæfellsnes へは私は行っていませんが、界隈は漁業”も”観光の売りで、そこらを周る首都からの日帰りツアーなどにも、市場(屋台規模?)を愉しんで新鮮な魚介類を食べよう、とか、伝統食 Hakarl を作る加工場を見学とか、観光客でも漁業国の片鱗を味わえるイベントがあります。加工といえば、現地の人のおやつでもあり観光客に手頃な土産でもある干しタラがありますが、私が地方で通りがかりに見かけた製造場は、壁のない掘立小屋レベルの規模でした。知人複数が立ち寄った Hakarl (発酵鮫)製造所もそんな感じだそうです。

> アイスランドは日本にも大量に鱈やタラコを輸出している一大漁業輸出国のハズではありませんでしたっけ?

規模の話はさておき、日本への輸出がダントツ多いのが、シシャモです。
(甘エビや赤魚もよく見かけます)

10年前に現地で聞いた話をもとに帰国後調査したときのメモによると、ザックリ、日本で市場に出回る内の約7割がアイスランド産。7割といっても人口比を思えば相当量でしょう。ただし日本で俗にいう”本物のシシャモ”ではなく、樺太シシャモです。「これはシシャモじゃないから!」という消費者の声が高かったためか事情は知りませんが、日本のスーパーでも近年は英名で「カペリン」と書いてあるのをみるますね。
先の HB Grandi のサイトのトップページで、種別漁獲量(およびそのうち HB Grandi で扱う量/割合)の表が現在みられます。

カペリンについては、首都から国内線航空で…天候さえ良ければ日帰り観光できる、Heymaey という島が有名。殆どが冷凍か塩蔵か乾燥状態で日本に輸出されるとのことで、タラコ同様、食す人は少ないそうです。

小さい島ゆえ漁港の風情をもつ港はひとつ。ですが、カペリン単体ではなく漁獲量として、島民およそ5000人なのに氷国全体の10%程度の水揚げ量をしめる、といえば相当量。伊豆大島の樹木を抜いて 火山・溶岩風味を増し 半分の規模にしたような島で、全国の1割の水揚げ量ですからね。彼らには漁業はまさに重要産業であり「一大海産物輸出島」なことは確かですが、観光客が歩きがてら「一大漁業輸出国」気分を味わうには想像力や電卓が必要そうです。

レイキャビクの中心街からも歩いて行ける氷河の山並みの美しく映える、フィヨルドの岬に足を運びました。

首都中心地から徒歩圏内で氷河の光景を観るのは難しいと思いますし、首都のフィヨルドって何処だろう?と謎に思うのですが、私が知らないだけかもしれませんね。

> 鱈は英語で”A cod fish”って言っているようです。Aを付けないと通じません。

タイセイヨウマダラですね。50cmは大きくは無いでしょうがそれはさておき、A を付けないと、というのは文脈(や時には相手)次第でしょう…

レイキャビク周辺では鱈の保護をしているのでしょうかね

鱈の保護については私は知りません。あまり長期的展望を考慮しない国民性を感じることが多いのですが、乱獲からの保護という意味では、鮭はしているようで、期間と時間に制限があります。
それと別途、10年ほど前に、タラの漁獲量が減り価格が高騰しているため一般家庭で”魚食の日”より”肉食の日”がふえている、という話をきいたのですが(氷国発英語ニュースでも読んだり、当時の在日氷国大使からも聞いた)、その後も海水温度の上昇だの潮目が変わったりだので若干近海で獲れる魚の種類に変化がでてきているらしく、常にタラ入れ喰いでもないとは思います。産卵期で浅瀬にきていたということはあるかも。